テキサナイテス亜科の属の見分け方

テキサナイテス科のアンモナイトには最大で5列の突起+キールがあります。この突起やキールの数や様子で属が決定されます。

へそ周辺(u),肩(ventro-lateral),キール横(external)と三列の突起がある。

(Protexanitesの亜属とする意見が多い)
基本的にProtexanitesだが、成長中期～後期のある特定の時期にlateralに突起が出現する

(亜属か独立属かは研究者によって異なる)
突起列はProtexanites(s.s.)と同じく3列だが、externalの突起列がほかの二つの突起列より数が多い。またキールというよりは突起列のように見える。

(Protexanitesの亜属にするという意見が多い)
突起列はProtexanites(s.s.)と同じく三列。ただしventro-lateralの突起列の発達が遅れており、弱い

へそ周辺(umbilical)、ventro-lateralに二列、externalに一列と合計4列の突起を持つ。ventro-lateralの突起は密集している。ventro-lateralの二列の突起とrxternalの突起は等間隔に並ぶ。

(Paratexanitesの亜属)
突起列はParatexanites(s.s.)と同じだが、ventro-lateralの二列の突起とexternalの突起が等間隔に並ばない。

(Texanitesの亜属)
Texanites(突起が５列)の内でも、成長後期のある段階において一時的に4列に、そして3列になる。

純粋なテキサナイテス。突起列は合計5列ある。